映画: Toshio Sugiyama

...

四年間、三十三人の女子学生の中で耐えてきた英文科の“七人のサムライ”野坂、向井、浅沼、長沢、木村、川田、倉橋は、いささかテレくさい思いで卒業式を迎えた。文学部にかぎって優等生は、作家志望で個性的な石田美枝子と、美しい葉山和子の二人の女子学生だったからだ。卒業のお別れのパーティが終わったあと、野坂は美枝子が忘れたハンドバッグを届けに家をたずねた。美技子は母の雪子と二人暮らし。雪子は田島と離婚した慰謝料でバーを経営していた。その晩、美技子と田島とともにホテルで食事をした野坂は、祝杯に酔った美枝子を家...

15歳の若枝はうす汚ないバーで酔客と酒を飲み、ヤケクソのように女給のハイヒールをかっぱらってとび出した。東京で仕事に失敗して帰って来た21歳の三郎は、職安通いの空虚な毎日を送っていた。暗く陰うつな北陸の空、金沢の映画館の前で幼ななじみの二人は再会した。三郎はうらぶれた彼女に、なけなしの金からスカートを買ってやった。喜んだ若枝は、のんだくれの父親長吉と、いやな継母のいる家をとび出したわけを話した。若枝をこれ以上堕落させまいと決心した三郎は、翌日から少しずつおくれた勉強を教えてやった。若枝の心にやす...

...

アラスカから帰国したプロハンターの男は、妹が何者かにより殺されたことを知る。そんなある日、不良グループに襲われていた女を助けた彼は、凶悪な一味を相手に彼女を守ろうと奮闘。そして、彼は思わぬ状況の中、死んだ妹が身につけていたペンダントを目にする。...

...

...

...

...

...

...

...

...

...

...

...

「処女喪失」特集を企画した週刊誌の記者である浩介は、全国から寄せられた様々な体験記やアンケートを読み比べながら原稿の締め切りに追われていた。そこへ一人の男が血相を変えて飛び込んできた。船乗りの山岸だった。彼の婚約者である綾子が週刊誌へ自らの手記を送ったと聞いてやって来たのだ。山岸は綾子の手記を見つけるとそれを読み始める。...

...

...

...